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<title>&#39;round midnight</title>
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<title>采女祭りの夜に、遠く離れた場所で</title>
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<description>　夕暮れの空めがけて走る。ふた昔前の青春ドラマじゃあるまいし。</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　夕暮れの空めがけて走る。ふた昔前の青春ドラマじゃあるまいし。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　先週、同級生の店で焼き鳥を食べながら、食っちまった串を見て、稀代のモンスターの名前の元ネタとなった、ルーマニアの英雄、ワラキア公ヴラド3世のことを考えていた。トルコ人を串刺しにしたヴラド3世の趣味は編み物だったという。佐野シロウが、尽くづく尖った棒が好きだったんだろうさ、などと、ウマいことを言ってたように思う。 &lt;br /&gt;　昔見た、公のニックネーム、小龍公から名前をつけた、トランシルバニアのバンパイア、ドラキュラの映画。印象深いのが、こんな夕暮れ空、ドラキュラを退治するべくジョナサン・ハーカーが古城の前で決意するシーン。 &lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　でも、おれは、別に、何かを退治しに行くわけでもなければ、何の決意を持っているわけでもない。 &lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;On The Painted Desert / Boom Boom Satellites&lt;/span&gt; &lt;script type=&quot;text/javascript&quot;&gt;&lt;/script&gt;&lt;embed height=&quot;373&quot; type=&quot;application/x-shockwave-flash&quot; width=&quot;450&quot; src=&quot;http://www.youtube.com/v/f2KHI89FAng&quot; wmode=&quot;transparent&quot;&gt;&lt;/embed&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　まだ、会合の時間までには随分とある。いざとなれば、高速でいっきに、ということもできるのだけれど、わざわざと遠回りをする。 &lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　隣県ながら、情報がなく、この道がこの時間、こんなに交通量が多いとは思わなかった。以前、鶴来で仕事をした帰りに、偶々通ったら、田舎らしからぬ雰囲気を持った道で、夜、走ってみようと思っていたのだが、もう少し遅い時間のほうが良かったみたいだ。失敗した。 &lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　光の川の流れの一粒となって、怒涛に流された。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;Always Returning / Brian Eno&lt;/span&gt;&lt;script type=&quot;text/javascript&quot;&gt;&lt;/script&gt;&lt;embed height=&quot;373&quot; type=&quot;application/x-shockwave-flash&quot; width=&quot;450&quot; src=&quot;http://www.youtube.com/v/z9Wdd8UBZUI&quot; wmode=&quot;transparent&quot;&gt;&lt;/embed&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　やがて、少し交通量がまばらになったところで、コンビニの駐車場に入り一息。 &lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　薄いうろこ雲は月を隠しきれない。ほぼ満月。 &lt;br /&gt;　そういえば、 &lt;br /&gt;　今日ぐらいではないか、猿沢池の采女祭りは。あのときの帰り道、風は単車のハンドルバーを持つ手には、既に冷たかった。 &lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　オレは、なんで、こんなところにいるんだろう？ &lt;br /&gt;　思えば、こんな思いに駆られたいがために、こうして、夜の底を徘徊するように車で走っている。本当は、単車の方がもっと感覚はダイレクトなのだろうけれど、その辺は、背に腹。 &lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　なんでこんなところにいるんだろう？ &lt;br /&gt;　空気の臭い、音。･･･そういう感覚を楽しみたくても、住んでいるところから、ほんの数十キロしか離れていないので、限界がある。そう普段と変わるものでもない。少々残念な気持ちにもなる。 &lt;br /&gt;　暗い中を、タイヤがアスファルトを叩いていく音と、排気ガスの臭いの中に僅かに紛れて、秋の夜の冷気を感じる。どうなるさ。今日はこれでガマンだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　能見から辰ノ口。ゆるやかなアップダウンを、暗い中、快調に走る。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;Two Months Off / IKZO(吉幾三) vs Underworld&lt;/span&gt;&lt;script type=&quot;text/javascript&quot;&gt;&lt;/script&gt;&lt;embed height=&quot;373&quot; type=&quot;application/x-shockwave-flash&quot; width=&quot;450&quot; src=&quot;http://www.youtube.com/v/L5UUAuJvpXU&quot; wmode=&quot;transparent&quot;&gt;&lt;/embed&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　あるときは月の光に照らされて走り、あるときはそんな光の届かない闇の底を走る。明るい夜空に飛び立っていく感覚と、奈落に落ちていく感覚が交互にやってくる。遠くや近くを流れる街の明かり。 &lt;br /&gt;　そう、こんな感じを味わいたくて、車を走らせている。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　会合場所には、やはり、予定より早く着いた。空を見上げる。タバコに火をつける。月光は･･･相変わらず、うろこ雲の合間に見えたり、かくれたり、だ。そんな雲に向かって、タバコの煙が溶け込んでいく。静かな夜だと思っていた。 &lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　と、すごい音を立てて、FD3S一台、が8号線の高架を降り、交差点を曲がってきた。マツダスピードのフルキット。40すぎて、恥ずかしいと思ったことはないのかね、キミは？&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;Now You&#39;re Not Here / Swing Out Sister&lt;/span&gt;&lt;script type=&quot;text/javascript&quot;&gt;&lt;/script&gt;&lt;embed height=&quot;373&quot; type=&quot;application/x-shockwave-flash&quot; width=&quot;450&quot; src=&quot;http://www.youtube.com/v/67L4GARwuvA&quot; wmode=&quot;transparent&quot;&gt;&lt;/embed&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　「なぁう　ゆあ、のっと、ひやぁ～♪」 &lt;br /&gt;　有線放送でかかる曲のサビに合わせて歌うのはまだしも、おかしな節つけて演歌調にしてしまうのはやめなさい。 &lt;br /&gt;　あれから僕が走ってきた道とは違う、8号線を金沢方向に戻り、御経塚をすぎ高速と合流するあたりのヤツが知ると言う喫茶店に案内された。土曜のこんな時間だと言うのに、通りに面していないというだけで、客は他にいない。これなら、おじさん二人でも大丈夫だね♪　しかもオレなんて、仕事上がって作業服のまんまだし。 &lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　「えへへ。やっと、なんとか落ち着きました。」 &lt;br /&gt;　近況報告してくる。そうか。それはよかった。 &lt;br /&gt;　「前はさ、正直、このおっさん、何与太言ってんだ、って感じだったけど、あれ聞いてたから、助かったわ。」 &lt;br /&gt;　そうかい。少々面映い。 &lt;br /&gt;　「アイツが･･･アイツと一度だけ、弁護士とかいれずに一対一で話したときに、コイツの世界では、今、クライマックスの一段階手前で、泣いてるけど、きっと楽しいんだろうな、なんて、あんたが前に言ってたこととおんなじこと思っちゃって、そうしたら、腹を立てるとか、悲しいとか、全然思わなくなっちまって――。」 &lt;br /&gt;　その分、脱力がひどかったろ？ &lt;br /&gt;　「あぁ、まったく。やってらんねぇ～、っていうかさ。それの収拾に時間がかかったと言うのが、ホントのこと。」 &lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　「結果、ほんの一ヶ月の海外出張だったはずだけど、心のがらんどうがガマンできなかった、なんて言ってた。どうも、真に受けられないんだが。」 &lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　「男、くわえ込むときに、あたまん中じゃ、こういう歌、流れてたんじゃないかね？」 &lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　ヤツは宙を指差し、そんなことを言った。確かにな、そういうユルいコだとは思わなかったが、そんな感じの変な自己陶酔には入り込みそうなコではあった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　更に富山方向に戻り、二台は一度だけ、路側の駐車スペースに車を停めた。 &lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　ゴロワーズ、一本くれよ。地元じゃ売ってなくてさ。久々に吸ってみたい。それにしても、タバコやめたんじゃなかったのか？ &lt;br /&gt;　「アンタがカッコつけていってたことの受け売りだけど、この世の空気なんて、毒で中和してやらんと、とても吸えたモンじゃない、ってのが、今はよくわかる。」 &lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　福光に今日は帰らんのか？ &lt;br /&gt;　「明日、洲本で仕事。今から戻れば2時前には部屋に着くだろ。」 &lt;br /&gt;　洲本って、淡路島のか？　(前日の夜にこんなところにいるなんて)オマエも豪快にアホやなぁ。 &lt;br /&gt;　「何いってんの？　アンタだって、平気でこんなことやってたろうが。」 &lt;br /&gt;　まぁね。 &lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　ふと、「月がとっても蒼いから、遠回りして帰ろ♪」というフレーズを口にしたくなり、空を振り仰いだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　蜩橋を渡り、分かれ道で、FD3Sはロングホーンをならしてくる。あぁ、社会性のないやつがトモダチに多いと苦労する。こちらは短く3連でならしてかえす。FDは、そこから加速して、ゲートの方に向かったみたいだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;Inner universe / Origa&lt;/span&gt;&lt;script type=&quot;text/javascript&quot;&gt;&lt;/script&gt;&lt;embed height=&quot;373&quot; type=&quot;application/x-shockwave-flash&quot; width=&quot;450&quot; src=&quot;http://www.youtube.com/v/h71xGNXpRVo&quot; wmode=&quot;transparent&quot;&gt;&lt;/embed&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>夜を巡る</dc:subject>

<dc:creator>selgey</dc:creator>
<dc:date>2009-10-04T10:28:55+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://jetblack.cocolog-nifty.com/midnight/2009/09/post-efea.html">
<title>彷徨う</title>
<link>http://jetblack.cocolog-nifty.com/midnight/2009/09/post-efea.html</link>
<description>初出mixi日記2009年9月11日。</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;初出mixi日記2009年9月11日。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;　ムツミと楼蘭の町を歩いていた。昔、中書島でビリヤードをやってから、桃山城近くのパスタ屋で夕ご飯を取ろうと、御香宮の横を歩いていたとき、彼女はボクの左側を歩きたがった。右に行かなければいかないときもわざとソレを避けて左側に来たがる。なぜだ、とそのとき訊ねたが、ちゃんと答えを得られなかった。 &lt;br /&gt;　あの時と同じことを訊ねたムツミは、手をつなぐときは(自分の)利き手が良い、と言った。 &lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　彼女は骸骨になっていた。なんでそんな姿なんだ?　と訊ねたら、私のこと忘れてたでしょう、ちょっと驚かせようと思って、と、ケタケタ笑い、あの頃の姿に戻った。 &lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　「いや、その姿も違うんじゃないのか?」と言う言葉は口に出さなかったけれど、いたずらっぽいその目つきはすべてを見通していた。 &lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　彼女の好きだったミリタリー物のサープラスのツナギが颯爽と楼蘭の町を歩いていく。ボクは何かひどく悔しさに似た気分にとらわれて動けなくなって彼女が視界から消えていくまで見ているしかなかった。からかわれたのが悔しかったのではない。ちっともあの頃から成長していない自分自身が悔しかった。 &lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　◆ &lt;br /&gt;&lt;br /&gt;Follow Me /　Kimiko Ito　 &lt;/p&gt;

&lt;div class=&quot;insertVideo&quot;&gt;&lt;script type=&quot;text/javascript&quot;&gt;&lt;/script&gt;&lt;embed height=&quot;373&quot; type=&quot;application/x-shockwave-flash&quot; width=&quot;450&quot; src=&quot;http://www.youtube.com/v/sG-u3wrb5hE&quot; wmode=&quot;transparent&quot;&gt;&lt;/embed&gt;&lt;/div&gt;

&lt;p&gt;　　　　　　　　　　◆ &lt;br /&gt;　 &lt;br /&gt;　寝汗はとりあえずかいてはいたが、しかし、熱は下がらない。38度5分。多少ふらつきはするが、熱の所為で寧ろ意識はしっかりしている感じだった。いや、ソレは勘違いなのかもしれないが。 &lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　◆ &lt;br /&gt;　 &lt;br /&gt;　クローバーフィールドの怪物に追いかけられていた。昔は伏木の港からゴジラが上陸して、うちの方にずんずん近づいてくる夢をよくみたものだ。 &lt;br /&gt;　どこか物陰にかくれてやり過ごすことは出来ないか？　走りながら、僕はあたりを見渡した。でも、まったくベタな野原で手ごろなものは見つからない。 &lt;br /&gt;　ままよ。ボクは大きく踏み切り、跳ね上がった。果たしてボクの身体は浮き上がり、平泳ぎのようにして前に進んでいった。下では化け物が地団駄を踏んでいる。 &lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　このまま月にいってやれ、と、オーロラに薄く照らされた大地を離れ僕は月に向かった。 &lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　一人であることに気がついた。寂寥感のあまり、ボクは腰を抜かした。 &lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　◆ &lt;br /&gt;&lt;br /&gt;Religion II/Public Image Limited &lt;/p&gt;

&lt;div class=&quot;insertVideo&quot;&gt;&lt;script type=&quot;text/javascript&quot;&gt;&lt;/script&gt;&lt;embed height=&quot;373&quot; type=&quot;application/x-shockwave-flash&quot; width=&quot;450&quot; src=&quot;http://www.youtube.com/v/8TW6w_AbVqo&quot; wmode=&quot;transparent&quot;&gt;&lt;/embed&gt;&lt;/div&gt;

&lt;p&gt;　　　　　　　　　　◆ &lt;br /&gt;　 &lt;br /&gt;　寝すぎで腰が痛い。今度は寝汗をばっちりかき、きていたTシャツの重さにほっとする。果たして、体温は37度5分まで下がっている。 &lt;br /&gt;　それにしても、腰が痛い。一度、汗で湿っぽくなった布団に身を横たえるが、とても寝ていられるものではない。もう一度身体を起こし、腰にラブをいっぱい摺り込む。おぉ、効いて来たぞ。 &lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　◆ &lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　ノートン・コマンドに跨り、高遠から秋葉渓谷をヴエノスアイレスに向かって走っていた。途中、マンモスタンカーとすれ違う。いつか、朝の伊良子岬で名古屋のほうに向かっていたヤツだ。 &lt;br /&gt;　「よう、久しぶり」 &lt;br /&gt;　形どおりの挨拶を交わした。 &lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　更に走ると、チトセが待っていた。ムツミとチトセ、同じ日に二人とも夢に現れるのは初めてのことだ。ボクはこれが夢だと分かっていた。でも、手は抜けない。そうじゃないと、いい加減にやっていて命を落とすことがあれば、現には戻れなくなると、昔、誰かに言われたことがある。 &lt;br /&gt;　何やらいっぱい話し込んだ。何を話したかは憶えていない。ひどく懐かしく切ない気分だけは憶えている。 &lt;br /&gt;　ノートン・コマンドの後ろ席を指し、乗るか？　と訊ねたが、チトセは「いい」と、首を横に振った。 &lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　後ろ髪を惹かれるような思いは、しかし、50mほど走れば消えてしまった。南へ、南へ。 &lt;br /&gt;　むかし、ボクは北のほうへ向かった。しかし、それは誤りだった。生き物として生まれた以上、南へ向かうべきだ。 &lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　ガス欠でエンジンが止まる。空を見た。星ひとつない真っ暗闇。ただ、これから行く道だけは、ぼおっと明るかった。 &lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　コマンドをおり、念入りにスタンドをかけて、ボクは歩き出した。 &lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　◆ &lt;br /&gt;&lt;br /&gt;Barry Manilow/Moonlight Serenade &lt;/p&gt;

&lt;div class=&quot;insertVideo&quot;&gt;&lt;script type=&quot;text/javascript&quot;&gt;&lt;/script&gt;&lt;embed height=&quot;373&quot; type=&quot;application/x-shockwave-flash&quot; width=&quot;450&quot; src=&quot;http://www.youtube.com/v/uixiy_t5Fg4&quot; wmode=&quot;transparent&quot;&gt;&lt;/embed&gt;&lt;/div&gt;

&lt;p&gt;　　　　　　　　　　◆ &lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　しかし、話はこれで終わらない。ミナコがダガーナイフを持って向こうからやってきた。おい、君ってそんなキャラだったか？　などと糺すヒマすらない。ボクは回れ右をして走り出す。 &lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　◆ &lt;br /&gt;&lt;br /&gt;盆周り/ザ･ドリフターズ &lt;/p&gt;

&lt;div class=&quot;insertVideo&quot;&gt;&lt;script type=&quot;text/javascript&quot;&gt;&lt;/script&gt;&lt;embed height=&quot;373&quot; type=&quot;application/x-shockwave-flash&quot; width=&quot;450&quot; src=&quot;http://www.youtube.com/v/WOrsP767ER0&quot; wmode=&quot;transparent&quot;&gt;&lt;/embed&gt;&lt;/div&gt;

&lt;p&gt;　　　　　　　　　　◆ &lt;br /&gt;　　　　　　　　　　◆ &lt;br /&gt;　というような三日間をボクはすごしました。ミナコさん、オチ要員にしてスミマセン。&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>夜を巡る</dc:subject>

<dc:creator>selgey</dc:creator>
<dc:date>2009-09-27T13:05:50+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://jetblack.cocolog-nifty.com/midnight/2009/09/post-1fc5.html">
<title>月下</title>
<link>http://jetblack.cocolog-nifty.com/midnight/2009/09/post-1fc5.html</link>
<description>　初出は、mixi日記　2009年9月5日。</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　初出は、mixi日記　2009年9月5日。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　この前、この道を登ったのは何時だったか？　確かお付き合いしていた岡山の女性を此処に連れてきたときではなかったか?　それなりに時間は経っている。最早、心に何の引っかかりもない。いや、最初からそんなものはなかったのかもしれない。ボクは心の中で彼女に詫びた。 &lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　地元の人間であれば、冬、この斜面でスキーをしたことがない、という人間は恐らく少数派であろうというような、町から一番近い斜面を、この季節であれば、ススキさえ生えていない、なにやら荒涼としたところ、そこを左右縫うように、舗装の荒れた道が、とりあえずの頂上に続く。所によっては傾斜も急で、目の前を満月に近い月が輝いていた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.6em;&quot;&gt;Garage Drive/Ajico&lt;/span&gt; &lt;/p&gt;

&lt;div class=&quot;insertVideo&quot;&gt;&lt;script type=&quot;text/javascript&quot;&gt;&lt;/script&gt;&lt;embed height=&quot;30&quot; type=&quot;application/x-shockwave-flash&quot; width=&quot;450&quot; src=&quot;http://www.youtube.com/v/zFALnIR8aAg&quot; wmode=&quot;transparent&quot;&gt;&lt;/embed&gt;&lt;/div&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　ゲレンデの宿泊施設なども、今は営業など当然しておらず、非常灯などは点いてはいるけれど、黒々とした、廃墟を思わせないでもない。その前を通り、斜面を登る。 &lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　街灯などはなく、自分の車のヘッドライトのみが頼りのはずなのが、今宵の月は異様に明るく、ボクの悪さを照らしつけられてるような決まりの悪ささえ感じた。 &lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　高いタイヤなど履けるはずもなく、丁寧にゆっくりとコーナーのクリッピングを刈った。そういえば、大学生の昔、イッコ上のESSの先輩によく深夜のドライブに付き合わされたことを思い出した。先輩は、星野和義ゴッコが好きで、鞍馬から花背に抜ける道とかで内側後輪を浮かせるようなコーナリングを好んでやっていた。バカだったねぇ、先輩も、助手席でそれを喜んでたオレも。そんなコーナリングなど、今更できるはずもするつもりもなく、ゆるりゆるりと頂上を目指した。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　ここに登る時は、いつも、こんな月光の下にいたような気さえしてくる。眼下に見える夜景に、今週新潟に行きっぱなしだった事を思い出して、「やっぱりコンパクトな県はいいね。新潟はムダに広くていけない」などと、誰も聞かないのに、誰も聞いていないことをいいことに、そんなことを嘯いてみた。県内のほとんどが見渡せる場所である。 &lt;br /&gt;　 &lt;br /&gt;　頂上にあるうちでも、一際高い展望台に登ってみた。ポケットからタバコと途中で買ってきた缶コーヒーを取り出し、プルタップを起こし、タバコに火をつけた。雲間の月光が紫の煙を照らす。ボクは、静けさの中で毒を身体と精神に仕込んでいく。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;div style=&quot;TEXT-ALIGN: center; MARGIN: 0px auto&quot;&gt;&lt;a onclick=&quot;MM_openBrWindow(&#39;show_album_picture.pl?album_id=16751726&amp;amp;number=1446386116&amp;amp;owner_id=2725952&amp;amp;code=b92cdbad7f356fcac66489cdd619ef14f581c4d1&#39;,&#39;&#39;,&#39;width=670,height=650,toolbar=no,scrollbars=yes,left=10,top=10&#39;)&quot; href=&quot;javascript:void(0)&quot;&gt;&lt;/a&gt;&lt;a href=&quot;http://jetblack.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2009/10/06/gekka.jpg&quot;&gt;&lt;img class=&quot;image-full&quot; title=&quot;Gekka&quot; border=&quot;0&quot; alt=&quot;Gekka&quot; src=&quot;http://jetblack.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2009/10/06/gekka.jpg&quot; style=&quot;MARGIN: 0px 5px 5px 0px; FLOAT: left&quot; /&gt;&lt;/a&gt;  &lt;/div&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.6em;&quot;&gt;(例により、所要時間5分の即興CG)&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　展望台の床はメッシュ状のグレーチングのようになっていて、下が丸見えである。誰かが登ってきたようだ。二人。若いカップルのようである。 &lt;br /&gt;　声が聞こえた。女性の声。「高いところがダメっていったって、何怖がってんの～？」相手を軽くからかうような声、男性の方は何か反論しているようだったが、良くは聞こえない。って、お前ら、逆だろうがよ。おかしくて笑みを禁じえない。 &lt;br /&gt;　頂上の僕がいるところまで、二人は登ってきた。 &lt;br /&gt;　先客が、しかも、なにやらおっさんが一人、いる。二人の緊張が手に取るように分かる。二人はきびすを返すようにするが、 &lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　「あ、オレはもう行くんで、ごゆっくりどうぞ。」 &lt;br /&gt;　こういう場所は、君たちのような人のためのものだ。 &lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　階段を下りるときに、ちらりと、夜景をもう一度見た。少々寂しげで残念な田舎の夜景だ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　静けさの中で、マフラーを換えたSR20DEを起動するすることには、ほんのすこしばかり躊躇を感じる、そんな分別を持った振りをする自分に軽く嫌悪を感じる。クルマをさっき登ってきた道に向けた。 &lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.6em;&quot;&gt;Raspberry Dream/REBECCA&lt;/span&gt; &lt;/p&gt;

&lt;div class=&quot;insertVideo&quot;&gt;&lt;script type=&quot;text/javascript&quot;&gt;&lt;/script&gt;&lt;embed height=&quot;30&quot; type=&quot;application/x-shockwave-flash&quot; width=&quot;450&quot; src=&quot;http://www.youtube.com/v/3s-_svUk__8&quot; wmode=&quot;transparent&quot;&gt;&lt;/embed&gt;&lt;/div&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　麓の木が鬱蒼としているあたりを走る。 &lt;br /&gt;　月の光は届かない。なにやら、これが、いつもの自分のモードのようにも思えてきて、何やら自虐的だなぁ、などと苦笑いがしてくる。ほんの少しばかり横Gを感じながら下りていく、闇の中へ。 &lt;br /&gt;　時折、鳥なのかムササビなのか分からない生き物が目の前を横切っていく。時には淡々と、時には思い入れたっぷりにステアリングを切っていく。 &lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　麓を下り切り、あの角を曲がればいつもの道だ、というところで一度車を停めて、外に出て空を見上げた。 &lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　月は雲間に隠れて見えなくなっていた。 &lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.6em;&quot;&gt;Nebraska/Bruce Springsteen&lt;/span&gt; &lt;/p&gt;

&lt;div class=&quot;insertVideo&quot;&gt;&lt;script type=&quot;text/javascript&quot;&gt;&lt;/script&gt;&lt;embed height=&quot;30&quot; type=&quot;application/x-shockwave-flash&quot; width=&quot;450&quot; src=&quot;http://www.youtube.com/v/kLDPSOKRG_8&quot; wmode=&quot;transparent&quot;&gt;&lt;/embed&gt;&lt;/div&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>夜を巡る</dc:subject>

<dc:creator>selgey</dc:creator>
<dc:date>2009-09-27T12:52:29+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://jetblack.cocolog-nifty.com/midnight/2009/09/violet-fizz.html">
<title>VIOLET FIZZ</title>
<link>http://jetblack.cocolog-nifty.com/midnight/2009/09/violet-fizz.html</link>
<description>昔打った文章の転載。 もう少し長文に書きなおせるかもしれない。</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;昔打った文章の転載。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;もう少し長文に書きなおせるかもしれない。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;font-size: 0.8em;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;font-size: 0.8em;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;font-size: 0.8em;&quot;&gt;□&lt;/span&gt; &lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　今里で、その日のバイトは終わりだと思っていたら、その後喜連瓜破（きれうりわり）に回ってくれといわれて、僕は頭に血が上りアドレナリンがじゃぶじゃぶ分泌されるのを感じた。大阪の中心からは少し外れたところをばたばたとバイクで走り回り、阪奈道路の「まだかのコーナー（200度ぐらい曲がりこむヘアピン。出口はまだか、まだかってね。）」をかけあがったのは、待ち合わせ時間の5分前。結局約束の時間を30分ぐらいオーバーして近鉄の奈良駅前に到着。当然、彼女はいない。今みたいに携帯電話なんてない時代。なんか最近こんなことが続いて、もうだめかもな、って、そーとーブルーがはいって、バイクのよこにぺたんとしゃがみこんだ瞬間、後ろから声をかけられた。某京都市内のケーキ屋さんのケーキバイキングで手を打とうじゃないか、おにいさん、だって。&lt;br /&gt;　中秋の名月のその日は猿沢池で采女祭りがあり、彼女はそれをぜひ見てみたいと言った。バイトのやりくりを何とかすることにして、待ち合わせすることにしたのだが。僕が遅れたことに彼女は「またか～」という気持ちもあったそうだが、待ち合わせ場所が見える喫茶店の席を確保することで、なにかかなり気持ちの余裕が出たといっていた。最初のころは待つのはいつも僕の役目だったが、こうやって待ってみることも悪い気分ではないと最近感じているのだと。&lt;br /&gt;　人がとにかくいっぱいで何が何やらという感じで、ひとしきり行事が終わった後、夜の奈良公園を散歩して帰ることにした。&lt;br /&gt;　タンデムシートで彼女が僕のわき腹をつつき言った。「遠回りしようよ」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　国道24号線を右に折れ宇治田原から宇治川ライン石山寺の前を通り琵琶湖に抜けるルート。昼間悪い汗をかいた事が嘘のように涼しかった。いや、風を切る分寒かったかな?　僕が着ていた黄色いブルゾンは彼女に着せた。季節は巡っている。やがて冬がくるのだろう。そんなことを実感する。彼女も同じコトを感じているのだろうか？ぎゅっと僕にしがみついていた。&lt;br /&gt;　 &lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　今は立命館大学の校舎のあるあたりにバイクを止めた。虫の音。それ以外は静寂。しかし、音はしないけれど月の光が何かのリズムを奏でていた。僕らは踊るように抱き合いキスをした。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;div align=&quot;right&quot;&gt;&lt;table border=&quot;0&quot; bgcolor=&quot;#eeeeee&quot;&gt;&lt;tbody&gt;&lt;tr&gt;&lt;td&gt;&lt;span style=&quot;color: #666666;font-size: 0.8em;&quot;&gt;　hA..星に願いを&lt;br /&gt;　もっと冷たい風の中へと &lt;/span&gt;&lt;/td&gt;&lt;/tr&gt;&lt;/tbody&gt;&lt;/table&gt;&lt;/div&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;object width=&quot;425&quot; height=&quot;344&quot;&gt;&lt;param name=&quot;movie&quot; value=&quot;http://www.youtube.com/v/dYYZ9mYg7YU&amp;hl=ja&amp;fs=1&amp;&quot;&gt;&lt;/param&gt;&lt;param name=&quot;allowFullScreen&quot; value=&quot;true&quot;&gt;&lt;/param&gt;&lt;param name=&quot;allowscriptaccess&quot; value=&quot;always&quot;&gt;&lt;/param&gt;&lt;embed src=&quot;http://www.youtube.com/v/dYYZ9mYg7YU&amp;hl=ja&amp;fs=1&amp;&quot; type=&quot;application/x-shockwave-flash&quot; allowscriptaccess=&quot;always&quot; allowfullscreen=&quot;true&quot; width=&quot;425&quot; height=&quot;344&quot;&gt;&lt;/embed&gt;&lt;/object&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>夜を巡る</dc:subject>

<dc:creator>selgey</dc:creator>
<dc:date>2009-09-06T00:08:01+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://jetblack.cocolog-nifty.com/midnight/2009/09/post.html">
<title>悪いひとたち　　People Get Ready</title>
<link>http://jetblack.cocolog-nifty.com/midnight/2009/09/post.html</link>
<description>昔、こんなことを考えていた。 今は別のことを考えているのか、何も考えていないのか...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;昔、こんなことを考えていた。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;今は別のことを考えているのか、何も考えていないのか、よく分からない。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p dir=&quot;ltr&quot;&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p dir=&quot;ltr&quot;&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p dir=&quot;ltr&quot;&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;&lt;blockquote dir=&quot;ltr&quot;&gt;&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #666666;&quot;&gt;「おめぇの芝居は全部セラピーかよ」&lt;br /&gt;「人生の切り売りといってくれ」&lt;br /&gt;「で、客に切って売りつけて、お前自身は救われた訳？」&lt;br /&gt;「さあな・・・・・・&lt;br /&gt;とりあえず自分の立ち位置の確認をやったつもりだよ&lt;br /&gt;後はまあ・・・・・・・&lt;br /&gt;どこに向かって歩き出そうかって感じかね・・・・・・」&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;&lt;/blockquote&gt;&lt;p dir=&quot;ltr&quot;&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;&lt;blockquote dir=&quot;ltr&quot;&gt;&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #666666;&quot;&gt;「罪のない人間なんていないってことだよ、姉さん。&lt;br /&gt;姉さんはこう言ったね『私は神を信じていない。だから天国も地獄も信じていない。』って。&lt;br /&gt;『死んだらそれっきり”無”になるんだ』って。&lt;br /&gt;僕も神様とか信じてなかったから、ここが地獄なのかわからない。&lt;br /&gt;本当に信じてる人だけが天国に行けるんだろうね。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;&lt;/blockquote&gt;&lt;p dir=&quot;ltr&quot; style=&quot;MARGIN-RIGHT: 0px&quot;&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;&lt;blockquote dir=&quot;ltr&quot;&gt;&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #666666;&quot;&gt;確かなことは『自分は死んでいる』という事だけ。それ以外は『無』だよ。&lt;br /&gt;だから彼もきっと死刑になったらここに来るんだ。&lt;br /&gt;僕と同じ『無』の世界に。&lt;br /&gt;今は許さなくてもいい。憎んだままでいい。&lt;br /&gt;だけど彼が『無』になった時・・・・・・僕と同じ世界の住人になった時、彼を許してあげて。&lt;br /&gt;憎しみしか見えない盲目にはならないで。」&amp;nbsp; &lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　遠藤浩輝短編集１&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;&lt;/blockquote&gt;&lt;p dir=&quot;ltr&quot;&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□ &lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　「原罪」という言葉を、今更ながら思い出した。そんな高尚なものじゃないか。「生きていること自身に感じる疎ましさ」といったほうが適当か。&lt;br /&gt;　堪えかねるほどの苦しみ、悲しみ、ではなく、存在することへの疎ましさ。生きていてすみませんっていう、太宰治状態。それが片時も頭から離れない時期が僕にもあった。なのに、今じゃすっかりその時の息苦しさを忘れてしまってる。またあの時に戻りたいとは思わない。ただ、それでいいのか？なんて、ちょっと感傷に浸る振りをする。&lt;br /&gt;　あの時、世の人々は若い時にほんの少しでもそんな事を考えたことがあるのに、大人になるにつれて日々に忙殺されてそんな事を忘れてしまう、ぼくはそうはなりたくない、と、思っていた。そして今、ほんのすこし、後ろめたさを感じている自分がいる。そして、もし今、目の前にあの時の僕が現れたら、あつかましくも、そんなことはおくびにもださず、あるいは彼にしてみればだらしない中年の態度、または、高圧的な年配者の態度をとって、大喧嘩してしまうかもしれない。&lt;br /&gt;　一応、なんとか、力技で吹っ切ったつもりではいるのだ、これでも。&lt;br /&gt;　まず、なんとも自分がちっぽけだという自覚から始まる。当時も分っていた、そんな事なんか。何かを成し遂げなければならないとか、そんなことはなく、さりとて、何もしないでいては楽しくもなく、それも、昔から知っていた。自分自身もそうだが、人類のために寄与するような事をしなければ、と思っていた。&lt;br /&gt;　しかし、いまじゃ、人類にそんなことをする価値なんてないんじゃないか、なんて思っている事が、最大の違いだろう、あの頃と。いや、それはいいわけか。単に考えるのに面倒になっちまっただけか。&lt;br /&gt;　あの頃の僕はきっとそんな今の僕の事を激しく責めるだろう。確かに今の僕はあの頃の僕に比べたら冷たい人間になってしまったのかもしれない。でも、それでも、自分は今だってそこそこ優しい人間だって思っているんだぜ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;&lt;blockquote dir=&quot;ltr&quot;&gt;&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #666666;&quot;&gt;「自殺を考えた事ってあるか？」&lt;br /&gt;「何思いつめてんだよ。悩んだって、腹は減るし、朝は来るんだぜ。」&lt;br /&gt;「本気にすな。ただ『自分はいつだって死ねる』と思うとけばひょっとして生きるのが楽になんのかなぁと･･････」&lt;br /&gt;「大して苦労もしてねぇ奴がそういう事を言うんだよ。」&lt;br /&gt;「本当の事ばかり言うてると友達なくすでお前」&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;&lt;/blockquote&gt;&lt;p dir=&quot;ltr&quot;&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　あの頃の僕はぐうの音もでまい。そして、今となってはそんな切実さが何か夢のようだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□ &lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　僕を門前払いしやがったデジコン屋の社長はもっともらしく夢だの感動だの、鉄腕アトム的な未来をめざしていたのだが、マジ?!って感じで、っていうか、この不況、希望ある未来の文明社会をなんとかネタに商売に出来ないかとおもっていたみたい。少なくとも現在の物質文明、社会構造の延長線上では、とても正気じゃそんなこと今更信じられないのだが、そう言い切ってしまうことは間違いか?　僕なんか、もう、アトムの世界の未来都市の夢というのはあざとい政治、商業のキャンペーンにしか思えないのだが。&lt;br /&gt;　何はともあれ、誠実に未来を舞台にしたＳＦを創作しようとするならば、その世界は一度大破滅を体験していなければならないようだ。それは創作側の怠惰であるかもしれない、あるいは。ただ、その場合、またしても、何が本当に価値があることなのかという前提を明らかにする必要があるように思う。肥大化しブラックボックス化した文明に明日も、そして価値も感じられないとしても、責められることではあるまい。今だ手塚治的な未来が（手塚でさえ、「火の鳥」では絶望的な未来を描いていたじゃないか！）無邪気に描かれているとしたら、きっと眉につばをつけてみてしまうに違いない。なにか、政治的な思惑があるんじゃないかってね。&lt;br /&gt;　ともあれ、SFものを一本つくるにしても、しかしまぁ、とてつもない労力が要りそうだ。そのタイプにもよるが、まず、現在、この現実との整合性を持たせなくては行けない。そして、現在可能な事のリサーチ。SFなんていうのは、大なり小なり荒唐無稽なものなのだが、作者なりのリアリティーの追求が、しかもそこそこのレベルで行われていない事には、どんなにシリアスな主張が盛り込まれていたとしても、冗談かギャグになってしまうのだから、大変だ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　「プロローグ」より、「私」が「人類」として世界に存在する事への嫌悪が、この作品の空気を支配する。「原罪」感。あらゆる「人間的」とされているものを突き詰めていくと、結局、人間を否定してしまうのではないか、と僕は思っている。逆に、「非人間的」こそ、その根底は実は生々しく人間的だったりする。&lt;br /&gt;　ある時期より、僕にとって、ニューエイジサイエンス的、戦後民主主義的なものというものはそういう意味で魅力を失ってしまった。だからといって、ファシズムを志向する訳では決してないのだが、もし、「人間的なもの」が、本当に人間的であるとすれば、ほとんどの場合、それは、生半可な所においてのみである。だからこそ、人間的であるのかもしれないが、その場合、人間的とは、エゴイスティックで、愚かな、という意味に他ならない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　世界人口会議か何かが開かれて、食卓で、そのニュースを聴きながら、晩御飯を食べた。&lt;br /&gt;「確か、ある社会学者の話では、地球上の生物体系で、一番バランスが取れている中で地球が許容できる人口は、産業革命前の3億から4億って話だよ」&lt;br /&gt;と僕がいったら、（ずっとその事が、僕の頭からはなれない）&lt;br /&gt;「これだけ人口が増えてしまって、その数字は説得力がないな」&lt;br /&gt;と、父が言った。そうか。考えてみれば、それが普通の人が考える事だよな。&lt;br /&gt;　言い換えが必要だろう。許容は40何億人であろうが、60何億人であろうが、現にしているのだから。&lt;br /&gt;　よくいわれる事に、自然との共生とか、なんとか、虫のいいコピー。しかしながら、食物連鎖の上で「天敵」を持つ事を頑なに拒否し続けて来た近代以降の人間がその言葉をのうのうと使っていい道理があるんだろうか？　短絡的な政治的発言の上で戦争を肯定しようとする言葉にはひどく嫌悪感を覚えるが、かといって、戦争というものが本来人間の生理からすればいかにも不自然なものである、とか、人類の進化の究極に平和があるとか、なんていう発想にももう、賛成できなくなっている。&lt;br /&gt;　いや、平和がいいのなら、それもいい。っていうか、平穏に生きていきたいと思うのは当然のこと。だが、「死」を、とにかく隠蔽しよう、その理不尽さや荘厳さを受け入れずに行こう、そんな発想にはもう、何の未来もない気がしている。&lt;br /&gt;子殺しのニュースが頻繁に伝えられるこの国である。親を慕うのは、自己保存の本能であり、子を思うのは、種の保存、繁栄のための機能である。既にあまりに増えすぎた我々は意識下で種の保存をそれほど望まなくなってしまった。&lt;br /&gt;近親者の「死」は盛大に悲しめばいい。自分の「死」はおおいに恐怖し、そのための心の準備を整えるがいい。間違っているのは、それを回避しようとする事を正しいなんて思う事だ。せいぜい、そう思ってしまう事も生きるものとして仕方がない、ぐらいにしておきなさい。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　もっとも、何の力もない僕のような奴だから、こんな呑気な事を言っていられるのだが、権力者がこんな事を言い出さないように、こんな事を言ってる奴に権力を与えないように気をつけなきゃね、なんて思う。真っ先に粛正されるのは僕のような役立たずだろうから。それも困る。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　そんな事をずっと考えていた季節があった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;&lt;blockquote dir=&quot;ltr&quot;&gt;&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #666666;&quot;&gt;自分ではどうにもならない&lt;br /&gt;だから僕は神様に祈った&lt;br /&gt;「世界中の人々が幸せになりますように」&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;&lt;/blockquote&gt;&lt;p dir=&quot;ltr&quot;&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　20世紀末の日本で、少なくとも僕の周りで、世界の平和を望むことは、世界の破滅を望むことと同じくらい無意味に思われる。それは平和の価値、破滅の価値ではなく、何も望まないのと同じ、という意味で。&lt;br /&gt;幾度となく繰り返された議論、いや、議論にさえならない。適当にいさめられてうやむやと引っ込めるしかない物言いに、こんなのがある。&lt;br /&gt;「確かに戦争は好まないが、生きている実感を失ってしまった今と、戦争のような非常時とどちらが幸せなんだろう？」&lt;br /&gt;そうさ、平和な今でこそ言える贅沢さ。戦争で死ぬのはいやだ。&lt;br /&gt;祈りは･･････余りに無力だ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;&lt;blockquote dir=&quot;ltr&quot;&gt;&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #666666;&quot;&gt;「人を殺した時 何か感じた？」&lt;br /&gt;『･･･････わかりません』&lt;br /&gt;「皆 殺し合いの無い平和な世の中を望んでるはずなのに&lt;br /&gt;あの人達はどう感じているんだろう？」&lt;br /&gt;『ひとつ言える事は平和を望む前に&lt;br /&gt;私達は生き残らなければならないという事です』&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;&lt;/blockquote&gt;&lt;p dir=&quot;ltr&quot;&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　死を隠蔽することで我々は生のリアリティーをも失ってしまったのだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　可憐な少女の下半身は地雷に吹き飛ばされ、内臓をはみ出させた所を間髪なく頭を打ちぬかれる。吹き飛ばされる事を免れた上半身は、脳漿をぶちまけながらもんどりうつ。「死の理不尽さ」が、まったくの無防備で晒されている。それをフィクションの中でしか体験できないのは幸福な事なのだろうか? 幸福な事なのだ。&lt;br /&gt;　悲しみをも、それは待っていてくれない、厳然たる死。しかしそれは紙の上に描かれた漫画の上での事。鉛を飲み込んだようないやな気分。そんな描写がある漫画に対してではないのだと思う。義憤、恐怖、喜び、悲しみ･････それらのうちの一番激しいものがそんなフィクションの中ででしか抱けないという事にたいして。&lt;br /&gt;　無論、それこそがフィクションの重要な機能であるという考え方も成り立たないではない。かつてニーチェがギリシャ悲劇について考察したようなそんな文章は、しかしながら残念にも今の僕に書く力はない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　怒りではなくて、それは怯えなのだ。戦争はそれを正当化する事ができないのと同じくらい、間違ったものとする事もできはしない。ただ、それがリアリティーを持たない空気の中で、或いはドラマに涙するのと同じように、戦争に対して憤ったりするだけの事なのだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　そして、まるで鳥にでもなったかのように、いや、鳥ならまだしも、神様にでもなった積もりなのだろうか、遠く上のほうから物事を見ようとする自分がすごく不快になってしまう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

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&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;&lt;blockquote dir=&quot;ltr&quot;&gt;&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #666666;&quot;&gt;カラス達は&lt;br /&gt;自分が何かに「負けた」とか思っているかしら？&lt;br /&gt;人間から餌をもらう事を恥じているかしら？&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #666666;&quot;&gt;必死に生きてるだけよ。 &lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #666666;&quot;&gt;人は死んで焼かれて灰になり、土に返っていくし&lt;br /&gt;煙は空に上がり雨になって植物の花を咲かせ&lt;br /&gt;食べられた動物も糞になって土に返り養分となって花を咲かせる&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #666666;&quot;&gt;同じ事だと思わない？&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #666666;&quot;&gt;だから&lt;br /&gt;弱い生き物として生まれたからといって&lt;br /&gt;嘆く事なんかないんだよ。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;&lt;/blockquote&gt;&lt;p dir=&quot;ltr&quot;&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

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&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;&lt;blockquote dir=&quot;ltr&quot;&gt;&lt;blockquote dir=&quot;ltr&quot;&gt;&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #666666;&quot;&gt;People get ready&lt;br /&gt;There&#39;s a train a comin&#39;&lt;br /&gt;You don&#39;t need no baggage&lt;br /&gt;You just get on board&lt;br /&gt;All you need is faith&lt;br /&gt;To hear the diesels hummin&#39;&lt;br /&gt;Don&#39;t need no ticket&lt;br /&gt;You just thank the Load&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #666666;&quot;&gt;So people get ready &lt;br /&gt;for the train to Jordan&lt;br /&gt;Picking up passengers&lt;br /&gt;Coast to coast&lt;br /&gt;Faith is the key&lt;br /&gt;Open the doors and board &#39;em&lt;br /&gt;There&#39;s hope for all&lt;br /&gt;Among those loved the most&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #666666;&quot;&gt;There Ain&#39;t no room&lt;br /&gt;For the hopeless sinner&lt;br /&gt;Who would hurt all mankind&lt;br /&gt;Just to save his own&lt;br /&gt;Believe me now&lt;br /&gt;Have pity on those&lt;br /&gt;Whose chances grow thinner&lt;br /&gt;For there&#39;s no hiding place&lt;br /&gt;Against the kingdom&#39;s throne,so&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #666666;&quot;&gt;People get ready&lt;br /&gt;There&#39;s a train a comin&#39;&lt;br /&gt;You don&#39;t need no baggage&lt;br /&gt;You just get on board&lt;br /&gt;All you need is faith&lt;br /&gt;To hear the diesels hummin&#39;&lt;br /&gt;Don&#39;t need no ticket&lt;br /&gt;You just thank the Load&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #666666;&quot;&gt;「PEOPLE GET READY」／The Impressions &lt;/span&gt;&lt;/p&gt;&lt;/blockquote&gt;&lt;/blockquote&gt;&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そう、信仰にこそ鍵がある。それが正解だとは言わないが。&amp;nbsp; &lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;&lt;blockquote dir=&quot;ltr&quot;&gt;&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;神は確かに存在するわ。&lt;br /&gt;大昔、人間と神は助け合っていたの。でも聖書とコーランは神を「ひとりぼっち」にしてしまったわ。&lt;br /&gt;だから彼は気が狂ってしまったの。たった一人で「完全な存在」になろうとして。&lt;br /&gt;そして最近では誰も彼のいう事を聞こうとはしなくなったわ。&lt;br /&gt;でもねエリア、人はなにかを信じるべきよ。「何も信じない」そう言ってしまう事も時には必要だけど&lt;br /&gt;神様は気が狂いながらも私達を愛しているんだから。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;&lt;/blockquote&gt;&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　我々はいかなるシャーマンをも必要としてはいけない。我々一人一人が神とつながっているべきだ。そう意識する事が大切だ。&lt;br /&gt;存在として謙虚であるべきだ。なんて、あぁ、なんていやな陳腐な言葉。&amp;nbsp; &lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;&lt;blockquote dir=&quot;ltr&quot;&gt;&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #666666;&quot;&gt;カチュア。何で俺が戦争屋をやめないか、&lt;br /&gt;それはな、罪を償う方法を見失ったまま罪を更に犯し続ける最低の人間としてくたばれって、&lt;br /&gt;神様にそう言われたからだよ。&lt;/span&gt;&lt;span style=&quot;color: #cccccc;&quot;&gt;&amp;nbsp;&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;&lt;/blockquote&gt;&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;あぁ、神よ、私はあなたについて語るべき言葉いっぱい持っているような気もするし、何一つそんな物を持っていないような気もします。&lt;br /&gt;ただ、あなたの事を語ろうとする時、ついつい泣きたい気分になってしまいます。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

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&lt;p&gt;&lt;/p&gt;&lt;blockquote dir=&quot;ltr&quot;&gt;&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #666666;&quot;&gt;Baby!&lt;br /&gt;ピースマークを送るぜ！この素晴らしい世界に&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;&lt;/blockquote&gt;&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&amp;nbsp; &lt;/p&gt;

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&lt;p&gt;&lt;object width=&quot;425&quot; height=&quot;344&quot;&gt;&lt;param name=&quot;movie&quot; value=&quot;http://www.youtube.com/v/52HXKytCgHo&amp;hl=ja&amp;fs=1&amp;&quot;&gt;&lt;/param&gt;&lt;param name=&quot;allowFullScreen&quot; value=&quot;true&quot;&gt;&lt;/param&gt;&lt;param name=&quot;allowscriptaccess&quot; value=&quot;always&quot;&gt;&lt;/param&gt;&lt;embed src=&quot;http://www.youtube.com/v/52HXKytCgHo&amp;hl=ja&amp;fs=1&amp;&quot; type=&quot;application/x-shockwave-flash&quot; allowscriptaccess=&quot;always&quot; allowfullscreen=&quot;true&quot; width=&quot;425&quot; height=&quot;344&quot;&gt;&lt;/embed&gt;&lt;/object&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;□ &lt;/p&gt;

&lt;p&gt; &lt;object width=&quot;425&quot; height=&quot;344&quot;&gt;&lt;param name=&quot;movie&quot; value=&quot;http://www.youtube.com/v/VQqTxK7VhSk&amp;hl=ja&amp;fs=1&amp;&quot;&gt;&lt;/param&gt;&lt;param name=&quot;allowFullScreen&quot; value=&quot;true&quot;&gt;&lt;/param&gt;&lt;param name=&quot;allowscriptaccess&quot; value=&quot;always&quot;&gt;&lt;/param&gt;&lt;embed src=&quot;http://www.youtube.com/v/VQqTxK7VhSk&amp;hl=ja&amp;fs=1&amp;&quot; type=&quot;application/x-shockwave-flash&quot; allowscriptaccess=&quot;always&quot; allowfullscreen=&quot;true&quot; width=&quot;425&quot; height=&quot;344&quot;&gt;&lt;/embed&gt;&lt;/object&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>夜を巡る</dc:subject>

<dc:creator>selgey</dc:creator>
<dc:date>2009-09-05T22:08:41+09:00</dc:date>
</item>
<item rdf:about="http://jetblack.cocolog-nifty.com/midnight/2009/09/post-bc37.html">
<title>絶望という名の地下鉄</title>
<link>http://jetblack.cocolog-nifty.com/midnight/2009/09/post-bc37.html</link>
<description>もうやがて10年も前の文章。911の直前ぐらいに打ったような記憶がある。</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;もうやがて10年も前の文章。911の直前ぐらいに打ったような記憶がある。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;font-size: 0.8em;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;font-size: 0.8em;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;font-size: 0.8em;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;(August 2001)&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　上野駅に降り立ちホームを出て、僕がおどけて「東京って今日、お祭り？」とか言ったら、上司は笑った。何しろ、富山とは違い、夜の9時を過ぎても人出が多い。全開でおのぼりさんみたいなことを言ってみたわけだ。体温より高い温度の富山から東京に出張に来てみれば、えらく涼しくて、それに助けられて、たとえば、上野から巣鴨、池袋の間の山手線の猥雑さが暑苦しさが幾分と和らぎ、それなりに愛すべきものに思えた。電子納品に関する研修のための出張だった。直前まで現場で天日にあぶられ、これ以上のコンクリートジャングル(死語)に突入するのかと思うとうんざりしていたが、むしろ肌寒いぐらいだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　出張二日目の夜、単独行動の機会を得て、19のときに1年間だけすんだ東京を懐かしんで、あてどもなく山手線やら地下鉄なんかを乗り継いでみた。テレビとか雑誌などに見られる、失礼にもイナカモノにあてたとおもわれる「TOKYO」のイメージとはちがった猥雑さ、いかがわしさ。駅ごとにある独特の臭気。たぶん、僕が19のとき愛していたのはこんな東京。まったく関係ないのに、大阪の環状線の鶴橋の駅を思い出した。あそこはキムチの匂いが強烈だった。あの駅にリドリー・スコットはインスパイヤされたにちがいない。一昔前のような、それでいて近未来のような。最近のドラマには詳しくないけれど、たとえば、道端にタバコの吸殻や吐しゃ物のあとがあるような東京はB級ハードボイルドっぽいものでもない限り描かれることはないのではないか？　もっともそれではうかれさせ、購買意欲を掻き立てるための上っ面を撫でるようなドラマなどつくれるわけもなく、…どうだっていいや、そんなこと。&lt;br /&gt;　妹にとっての東京はどんなものだったのかしら？　思い出すことがある。日本女子大に通っていた妹が中野の部屋から、夜、新宿の高層ビルを見たときに、東京にどうしようもないいとおしさを感じたのだと言っていたことがあることを、母から聞いた。あぁ、この子はもう故郷に帰ってこないのだな、と、母はそのとき予感したそうだ。未だに都会というものを無味乾燥なものととらえているひとはそういないとは思う。田舎には田舎の感傷があり、都会にしても同様なのだ。あたりまえか。僕のような変態さんではないにしても、僕が好きな東京と妹がいとおしんだ東京は根本で同じ物なのだろう、きっと。&lt;br /&gt;　歌舞伎町のなんか、ひどく懐かしいスタイル、自分のほしいおかずの皿を一品一品セルフでとってくるという定食屋で、遅い晩飯を食ってから、きまぐれで、昔履いたオニツカタイガー(?)とばかりに、ナンパをしてみた。別にほんきでひっかけるつもりもなく、ふざけてやってみたのだが、そんな無欲の姿勢とこの何日か現場に出ていてけっこう日焼けしていたのがよかったのだろう。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;div align=&quot;center&quot;&gt;&lt;table border=&quot;0&quot; bgcolor=&quot;#eeeeee&quot;&gt;&lt;tbody&gt;&lt;tr&gt;&lt;td&gt;&lt;span style=&quot;color: #666666;&quot;&gt;恥ずかしがり屋だったのは、もうずっと前の出来事で&lt;br /&gt;今じゃ女の子に触れたって、何も感じなくなってる&lt;/span&gt;&lt;/td&gt;&lt;/tr&gt;&lt;/tbody&gt;&lt;/table&gt;&lt;/div&gt;

&lt;p&gt;　それにしても、この女の子の肌のプラスチッキーな感触はどうしたわけだろう?　そして、この高揚感のなさときたら!　得もいわれぬ、焦燥感やら恐怖感やら判別できない感情に支配された。女の子の喘ぎ声がわずらわしかった。結果として僕のなした行為は20ぐらいの男の子とかわらないようなガッついたものに女の子には映ったかもしれない。そんなことを考えながら、1回戦を終わった後、いつもとは違う疲労感を僕は感じていた。&lt;br /&gt;　「オニイサン、いくつなの？」と女の子が訊いてきたので、35歳と正直に答えた。&lt;br /&gt;　「え～?!、28ぐらいかと思ってた～。」&lt;br /&gt;いや、みなさん、そうおっしゃいます。28って年って、なにかあるんですかねぇ～？　単なるお世辞だって？　あ、そうでござんすか。&lt;br /&gt;　彼女は営業年齢22歳、実年齢26歳、土浦出身の女の子だった。キャッチセールスにやられてできた借金を返すためにはじめた、今の職業は風俗嬢。今日は休みなんだそうだ。2年以内に今の職業は辞めて、お金をためて、いや、たまらなくても、ハワイに移住してダイビングのインストラクターになりたのだそうだ。&lt;br /&gt;　標準的なギャル言葉よりは、幾分しっかりしたしゃべり方をする子で、その点、好感が持てた。こうやって、彼女を眺めてみると、スタイルも顔もそんなに悪くはない。少なくとも外見上は、とりたててだらしないところは見当たらない。何故僕の気持ちがそれほど奮い立たなかったのか、不思議になった。&lt;br /&gt;　「何見てんですか～？　恥ずかしいじゃないですかぁ。」&lt;br /&gt;な～にいってんだい、今更。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　気持ちはなんとなく萎えてしまい、2回戦を挑むことなくお開きとなった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;div align=&quot;center&quot;&gt;&lt;table border=&quot;0&quot; bgcolor=&quot;#eeeeee&quot;&gt;&lt;tbody&gt;&lt;tr&gt;&lt;td&gt;&lt;span style=&quot;color: #666666;&quot;&gt;絶望という名の地下鉄に乗り込んで&lt;br /&gt;鼻歌混じりで行くぜ、この世界を&lt;/span&gt;&lt;/td&gt;&lt;/tr&gt;&lt;/tbody&gt;&lt;/table&gt;&lt;/div&gt;

&lt;p&gt;　湯島にとってある宿に戻る途中、絶望も、悲しむことも、すべては娯楽、そんな不遜な考えが頭を支配する。ひどく荒んだ気分になっていた。そして、格好つけてんじゃねーや、と、自分に突っ込むことも忘れない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　富山駅に帰ってきて、まず感じたのはムワっとした空気。「これからは、避暑に行くなら、東京だね」なんて言って、上司を笑わせる。「それにしても、何か今日人多いなぁ」「ひょっとしてお祭り？」ここで、二人して爆笑。っていうか、本当に「富山まつり」の最中でした。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;object width=&quot;425&quot; height=&quot;344&quot;&gt;&lt;param name=&quot;movie&quot; value=&quot;http://www.youtube.com/v/LhqrHkWWU3A&amp;hl=ja&amp;fs=1&amp;&quot;&gt;&lt;/param&gt;&lt;param name=&quot;allowFullScreen&quot; value=&quot;true&quot;&gt;&lt;/param&gt;&lt;param name=&quot;allowscriptaccess&quot; value=&quot;always&quot;&gt;&lt;/param&gt;&lt;embed src=&quot;http://www.youtube.com/v/LhqrHkWWU3A&amp;hl=ja&amp;fs=1&amp;&quot; type=&quot;application/x-shockwave-flash&quot; allowscriptaccess=&quot;always&quot; allowfullscreen=&quot;true&quot; width=&quot;425&quot; height=&quot;344&quot;&gt;&lt;/embed&gt;&lt;/object&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>夜を巡る</dc:subject>

<dc:creator>selgey</dc:creator>
<dc:date>2009-09-05T20:30:13+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://jetblack.cocolog-nifty.com/midnight/2009/09/post-b641.html">
<title>クリスマスと黒いブーツ</title>
<link>http://jetblack.cocolog-nifty.com/midnight/2009/09/post-b641.html</link>
<description>　昔打った文章の転載。</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;　昔打った文章の転載。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　ふと見下ろした大阪湾の遥か向こうにかすんだ水平線。快晴であれば四国とか姫路辺りとかも見えるんじゃないかしら。いずれにしても、この時期の故郷、高岡のことを思えば嘘みたいにうららかだ。南港の高層ビルが集中している辺り。それらがまだ建築中だったことのことだ。後は内装工事が残っていて、で、プラスターボードとか軽鉄骨みたいな材料を運び入れるバイト。エレベーターとか、勿論使うんだけど、同じ階の台車のとりまわしが利かない狭い通路を運ぶのであれば、手で運ぶしかない。最初はこの仕事もプラスターボードの2枚を運んでいてもすぐに腕がはってどうしようもなかったのだけど、今じゃもう、12ミリで4枚、9ミリで6枚を、50往復ぐらい、ちょちょいだ。そういう機能を持った自分の腕が、ほんの少し嬉しかったりするんだけど、でも、やっぱり苦笑い。何やってんだ、おれってば？&lt;br /&gt;　夏であれば水を浴びたようになる汗っかきな僕だけど、この時期はこれぐらいがちょうど良い。その仕事はひと現場いくら、という給料システムで、僕らは現場までの移動に電車などを利用しており、仕事を終え仲間3人と荷物を持ってJRの駅のほうへと歩き出した。この辺の街路も工事中で、型枠のベニヤ板やら、セメントやら、タイルの梱包やら、その他いろんな資材でいっぱいだった。工事車両もいたりして。さぞや、このへんも、こじゃれたデートスポットになるんだろう。あるいは、最先端ビジネスエリアか？　そんな場所が今は僕のような若いチンピラみたいな男とひどい訛りの出稼ぎのおっちゃんたちで埋め尽くされている。そんな僕らが造物主にでもなったような錯覚がしてなんかほんの少し痛快だった。やがて、ここで若いカップルとかが、ドラマみたいなコトしたりするんだろうな。男のほうがやたら演出にこっちゃったりなんかして。僭越ながら、こう、思ったもんです。まだ会った事のない、っていうか、きっとあうことのない友人よ、がんばってくれたまへ、あっはっは、ってね。&lt;br /&gt;　仲間の一人、脇坂が事務所に電話を入れる。終了報告だ。その間、他の三人は、缶コーヒーを開けたり、タバコをふかしたり、思い思いに呆けてすごしている。「マジですかぁ～？」っていう、脇坂の声にふりむいた。「はぁ～、わかりました～」と、脇坂は電話を切った。「追加？」道上が尋ねた。「高槻の本山たちが行きよったところ、終わらへんのやて。そこの応援」　まぁ、本当にそんな漫画みたいなリアクションをするわけないのだが、実際そんな雰囲気だったし、面白い、かもしれないから、残りの3人はこう、リアクションしたことにしておく。&lt;br /&gt;　「「「マジっすか～？？？！！！」」」&lt;br /&gt;　ひと現場ナンボのバイトであるから、やればやるほど、お金にはなるのである。だが、途中からの応援だったりするとその半額。ちょっと損した感じ。加えて、今日はクリスマスイブ。こんな日にバイトいれてるってことは、つまりそういうことなんだけど、それはそれで、何やら気もそぞろで浮き出しだっているわけで、少なくとも、いつもより余計な仕事量は望んでいない。ほどほど、いつもの普通ぐらいの量をこなして、いいかげん、予定がないなりにも街にでも繰り出そうかなんて、みんな考えているわけだのであるが。ところが、クリスマス、予定入れられる奴はとっくにそうしていて、この日のバイトはお休み。いつもより少なめの人数であることに加えて、どこの業界にでもあるのだろうか、年末進行、このころは関西も景気はそこそこで、体感、仕事はいつもの2割増。今の不景気から思えば、このころのそれは感謝すべき状態ではございますがね、ほとんど涙目で、事務所を逆恨みするような、そんな感じ。そこにいたみんながそんな様子だった。&lt;br /&gt;　高槻の建設中のスーパーでは、本山たちが、すでにへばっていた。3人で3000枚は無茶というもんだ。多分僕らの応援も計算に入れてのことなのだろう。それなりに必死にやっていたのだろうけど、見た目ほとんど作業は進んでいない。僕らが合流してからは、総勢、7人、それでも、ひとりあたり、400枚以上。いつもは、200枚程度だから、やはり、ちょっと多い。クリスマスイヴの日にバイトを入れてるなんてのは、つまりそういうことで、華やいだような気分には未練たらたらなんだけど、なんかもう、全員、メリークリスマス？なにそれ？みたいな、自棄のやんぱち、荒んだ気分。そういうようなこともきっとあったのだと思う。僕らが合流してからは、なにやら、殺気だった雰囲気で、とにかく、黙々とプラスターボード、4枚なり、6枚なりを持って、走り回る、走り回る。&lt;br /&gt;　変な高揚感と、それに対して、何やってんだ、俺？という気分と、汗にはりついた埃と、いつもより多めの疲労感を感じながら事務所についたのはいつもより大分遅い、午後9時。実働、朝の7時からだから、相当いい稼ぎ、しかも、クリスマスイブの日に。誰かがほとほと疲れているだろう、力のない声で言った。道上だったかな？　「飲みに出ぇへん？」賛成しようとおもったが、とっさに、僕は思いつき言った。「それよりもさ……。」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;br /&gt;　北白川のマクドの駐車場の車止めの上に腰を下ろし、テイクアウトのコーヒーをすすりながら僕は、ぼーっと、足もとの安物だけど一応皮製の鉄板入りのハーフ丈の編み上げ安全靴を見ていた。ずいぶんなじんだよなァ、この靴も。がっがっと2，3回アスファルトを蹴ってみる。ＦＪ1100乗りの朽木が言った。「この時間にマクドに来るようじゃぁ、あのプレリュードのおとこ、段取り失敗したな。」時計は午後11時ちょっと前。「いやぁ、わからんぞ、一通り終わった後かもしれん。」これは、脇坂onTZR250。僕もドライブスルーに停まる白いプレリュードをみてみる。なかなかハンサムな男と、ナビにはまぁ、当時、というか、今もだけど、可愛らしい、といったら、あんな感じの同世代の女のコ。「っていうか、俺たちにこんなこと、言われたくないと思うぞ。」朽木、憮然、脇坂、大笑い。&lt;br /&gt;　「お、来よったでぇ～。」駐車場に入ってくる、本山onVF750と道上onSR400。「あ、俺もコーヒー飲みてぇ～」とかいって、道上がヘルメットを脱いでマクド店内へ入ろうとする。「コーヒーなら、こん中にあるし、向こうで飲もうなぁ」僕がタンクバックからポットをとりだし、振って見せてみる。道上、戻ってくる。朽木、待ちきれんとばかりに、セルを回し、アクセル一捻り。1100ccの爆音。ちょっとためらい。暴走族みたい。でも、こんな瞬間、結構嬉しい。僕もポットを仕舞い、エンジンを起動。道上がSRにキック一発、ヘルメットを被り終えたと同時に、朽木が通りに走り出る。&lt;br /&gt;　別当町の交差点まで一旦下り、山中越え。朽木、FJを寝かす、寝かす。脇坂、得意のハング・オフ。僕は、なんか、嬉しくって、ヘルメットの中でエヘラエヘラしてしまった。ブレーキ、前が沈む、バンク、尻のタイヤと相談しながら、アクセルを開ける。こんな繰り返しがすごく楽しい。対向車もないわけではなけれど、基本的には暗い山道を5台の単車のテールライトが一列になって走る。走る。走る。&lt;br /&gt;　大津の161号線を北に向いてから間もなく、先頭を走る朽木が拳をあげる。いよいよだな…。それが振り下ろされる。&amp;quot;フリー&amp;quot;の合図。途端に本山のVFが加速。遅れまじと僕が続く。隊列を組まないで、ってことなんだけど、レースのようでレースでない、つまりまぁ、じゃれ合いながら走る。12月の深夜の路面はキラキラ光っている。それはつまり、わずかながら残っている水分が凍っているってことで、その上をポリスにつかまれば2回ぐらいは一発免停っていうスピードで飛ばす。タンクの上に上体を伏せて、それでもヘルメットにかなりの風圧を感じて、静まり返った冷気の底を切り裂きながら進む。これを快楽と呼ばず、なんという？&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　近江高島の手前、白髭神社が目的地。&lt;br /&gt;　境内で上コップのコーヒーを持った5人の若い男。寒さに縮こまりながらも道上が僕に振る。「では、乾杯の音頭を」「いやじゃ。朽木、やってくれ～」みたいなことがあって、朽木が照れた顔で「では、皆さん、ご唱和お願いします。メリークリスマス!」といって、紙コップを掲げるが、「げ～、恥ずかしい～!」とかいって、大笑いして、ちっともみんなそれに従わない。&lt;br /&gt;　道を挟んで琵琶湖側のガードレールのところまで歩いていって、僕は腰掛けた。長浜とか彦根とかの光だろうか。風があるからチラチラ瞬いている。暗い湖面は速い速度で波が走っている。「ライターあるけ～？」脇坂が道を渡って近づいてくる。「お～」っと、大型トラックがすごい轟音を上げて通り過ぎて行った。音があるのはその瞬間だけで、またすぐに静寂が戻ってくる。「ほい」脇坂にジッポを手渡す。オイルライターの火が暖かい。脇坂が吐き出すキャメルの煙を見上げてると……。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　雪だ。はらはらと花びらが舞い落ちるように、雪が降ってきた。&lt;br /&gt;　長距離トラックの轟音が遠ざかっていく。&lt;br /&gt;　恍惚としながら、そのとき思ったものだ。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　大丈夫、俺たちは祝福されている。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

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<dc:subject>夜を巡る</dc:subject>

<dc:creator>selgey</dc:creator>
<dc:date>2009-09-05T20:07:37+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://jetblack.cocolog-nifty.com/midnight/2009/09/stop-in-the-nam.html">
<title>Stop In The Name Of Love/Diana Ross</title>
<link>http://jetblack.cocolog-nifty.com/midnight/2009/09/stop-in-the-nam.html</link>
<description>2004年ごろに書いたバカ文章。転載。</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;font-size: 0.8em;&quot;&gt;2004年ごろに書いたバカ文章。転載。&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　京都に住む後輩によれば、もう店は閉めてしまったらしいが、当時、百万遍には新宿2丁目にいたという見た目は普通の小太りのオッサンのオカマのママ(マスター?)がやっている居酒屋があった。名物メニューがあったわけではないが、手に入る材料で丁寧に作ったという印象の、ママ(マスター?)のキャラ以外は普通の居酒屋であった。大学中退して、大阪阿波座の広告屋につとめていたころ、美術部のイッコ上の女のセンパイが結婚したというので、飲みがあった。大学生の時と同じく、あったかい時期だったから鴨川の川原で。あ、それは2次会だったな。で、社会人だったり学生だったりした僕らは三々五々帰るヤツもいれば、3次会、というのもいた。ボクとイッコ上の男の先輩、3つ下の女の子、3人で、件の店へ。&lt;br /&gt;　ママ(マスター?)、いつになく機嫌が悪いのである。何でも、ダイアナ・ロスのライブフィルムの放映がその晩あるらしいが、それを諸般の事情で見ることができない(ビデオに取れないということか?)らしい。商品に手を出してるし。つまり酔っ払ってるし。したがって、出るつまみも限られてるし。もうちょっとプロ意識持てよ、という突っ込みもありだが、そういうキャラも商品のうちと考えれば、そういうこともいえず。まぁ、最初はなんとなく面白がっていたのだが、しまいにつれの女の子に絡みだした。連れてきた後輩は、まぁいってみれば、普通に健気で、普通に想像力が欠如した、普通の若い女の子。でもいい子だよ、と、合コンに連れてきた自分より見た目劣る子を紹介する女みたい事いってみたりする。そんなありがちな鈍感さがママ(マスター?)には気に入らないらしい。だんだん酷くなるので、後輩にここで泣かれても気分が悪いので話をそらそうとしたら・・・・・・&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　なにがどうなったか、もう覚えていない。ママ(マスター?)のストリップショー、というかまな板ショーがはじまることになって、相手が、よりによってよりによって、ボク、という事になってしまった。状況的にボクもひくにひけなくなってしまっていたのだろうか?&lt;br /&gt;　ああ、服脱ぐな!、オレを押し倒すな!、オレの上で腰ふるなぁぁぁぁ！！！！！！&lt;br /&gt;　うあ゛あ゛あ゛、未処理のなんか変なもんがあたってるぅぅぅ！&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;ぎゃああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ &lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;object width=&quot;425&quot; height=&quot;344&quot;&gt;&lt;param name=&quot;movie&quot; value=&quot;http://www.youtube.com/v/BZsJWj6zVcM&amp;hl=ja&amp;fs=1&amp;&quot;&gt;&lt;/param&gt;&lt;param name=&quot;allowFullScreen&quot; value=&quot;true&quot;&gt;&lt;/param&gt;&lt;param name=&quot;allowscriptaccess&quot; value=&quot;always&quot;&gt;&lt;/param&gt;&lt;embed src=&quot;http://www.youtube.com/v/BZsJWj6zVcM&amp;hl=ja&amp;fs=1&amp;&quot; type=&quot;application/x-shockwave-flash&quot; allowscriptaccess=&quot;always&quot; allowfullscreen=&quot;true&quot; width=&quot;425&quot; height=&quot;344&quot;&gt;&lt;/embed&gt;&lt;/object&gt; &lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>夜を巡る</dc:subject>

<dc:creator>selgey</dc:creator>
<dc:date>2009-09-05T11:05:57+09:00</dc:date>
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<item rdf:about="http://jetblack.cocolog-nifty.com/midnight/2009/09/post-b1de.html">
<title>シゲキテキナコトバ</title>
<link>http://jetblack.cocolog-nifty.com/midnight/2009/09/post-b1de.html</link>
<description>　PCを持つ遥か前から、ボクは、ある種の言葉に飢えていた。そして、気がついたとき...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　PCを持つ遥か前から、ボクは、ある種の言葉に飢えていた。そして、気がついたときにそれをノートの切れ端に書き出していた。多くは散逸してしまったが、自分のウェブページを持ったときに、とりあえずあるものを打ち出し、ウェブページに上げておいた。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　それを此処に転載しようと思う。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　2008年初夏。愛読している東本昌平本「RIDE」の12号。その中ほどを開いて、ボクの笑いは止まらなかった。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　これらの言葉について、ボクには一切の著作権はない。いくつか東本昌平氏の作品のなかからの書き抜きもあったのだが、&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　多分、である。編集者がボクのウェブページを見つけ、それらをC&amp;amp;Pし、レイアウトしたのであろうことは、明らかであると思われる。改行の箇所や、SSという作品からの書き抜きの仕方など、そして、東本氏の作品のほかに、植木等氏の言葉の引用など。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　まぁ、そうやって、使用されたというのは、本望であるといっていい。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　これが当時のページである。(掲載に当たっては未許可)&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;a onclick=&quot;window.open(this.href, &#39;_blank&#39;, &#39;width=1458,height=1000,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0&#39;); return false&quot; href=&quot;http://jetblack.cocolog-nifty.com/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2009/09/01/haru1_2.jpg&quot;&gt;&lt;/a&gt;&lt;a onclick=&quot;window.open(this.href, &#39;_blank&#39;, &#39;width=1458,height=1000,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0&#39;); return false&quot; href=&quot;http://jetblack.cocolog-nifty.com/.shared/image.html?/photos/uncategorized/2009/09/01/haru1_3.jpg&quot;&gt;&lt;img title=&quot;Haru1_3&quot; border=&quot;0&quot; alt=&quot;Haru1_3&quot; src=&quot;http://jetblack.cocolog-nifty.com/midnight/images/2009/09/01/haru1_3.jpg&quot; width=&quot;300&quot; height=&quot;205&quot; style=&quot;MARGIN: 0px 5px 5px 0px; FLOAT: left&quot; /&gt;&lt;/a&gt;  &lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;001　気持ちよかったですよ、野グソ&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　桜庭　和志&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 002　消費されてもかまわない&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　浜崎　あゆみ&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 003　際々じゃねーとな&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　松田　優作&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 004　そうさ、俺は間違った男になりたかった&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　クエンティン･タランティーノ&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 005　学校どころじゃなくなったもう一つの理由はロックンロール&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　マーティン・スコセッシ&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 006　これでいいのだ&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　赤塚　不二夫&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 007　神が不在なら、発明する必要があった&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　映画「イージーライダー」より&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 008　空間を移動することは、広がることである&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　サム･フランシス&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 009　どうせ偉そうなこと言ったって、くたばりゃお前らだっておんなじだよ&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　北野　武&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 010　明日も勝つ！&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　新庄　剛志&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 011　間抜けめ！　銃殺なしに革命ができると思うか？！&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　レーニン&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 012　皆殺しだ。然り。勿論。&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　トリスタン・ツァラ&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 013　スイスイ、スーダララッタ、スラスラ、スイスイスイ&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　植木　等&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 014　バカヤロー！　ここまで来るのに何年かかってると思ってるんだ！&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　志村　けん&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 015　弱点？あっても言わないよ&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ミハイル・シューマッハー&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 016　我一塊の肉塊なり&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　戸川　純&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 017　ちっきしょー！　俺の写真をなんだとおもってやがる！　ブスのくせしやがってよ！ &lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　釣崎　清隆&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 018　道徳的になるのは――道徳的であるからではない！――道徳に服従することは、君主に服従することと同じように、奴隷的でも、思い上がりでも、利己心でも、あきらめでも、陰鬱な熱狂でも、無遠慮でも、絶望の行為でも、ありうる。それ自体としては、それは道徳的なものではない。&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　フリードリヒ･ウィルヘルム･ニーチェ&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 019　スピードは我々の本能であり、好むと好まざるとに関わらず、我々の人生に直結するものである。それほど、スピードが魅力なのである。&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　本田　宗一郎&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 020　スピードの中で我々の精神は肉体を超越する&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　トーマス･エドワード･ロレンス&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 021　ダカール！　&lt;br /&gt;　ダカール、夢&lt;br /&gt;　ダカール、狂気&lt;br /&gt;　ダカール、論争&lt;br /&gt;　もう一度言おう、ダカール！　&lt;br /&gt;　私と一緒に闘う時がきた&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ティエリー・サビーヌ&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 022　美は乱調にある。　諧調は偽りである。&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　大杉　栄&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 023　スパーク一発、ヤリ逃げ&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「明和電機社歌」/明和電機&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 024　勝利よ　永遠なれ&lt;br /&gt;　国家が革命家の情熱を持って　君を抱擁する&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　エルネスト・チェ・ゲバラ&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 025　ここでしかし我々は最近あらゆる屋上から説かれた教え、国家が人類の最高の目標であり、男子にとって国家に奉仕することより高い義務はない、という教えの成果に出会うが、私はこの教えのうちに異教への復帰ではなく愚劣への復帰を認める。&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　フリードリヒ･ウィルヘルム･ニーチェ&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 026　限界超克の姿こそ男にはふさわしい。それは一種永続的な闘争であるが、この苛烈な思惟に耐え続けるのは難しい。若さは性急な結論を望み問題を切断しようとする。　年齢的な凋落はやがてやってくるが、その自己の有限性を自覚しながらも再び立ち上がり走り出さなければならない。初めてアクセルを握った時から何も変わってはいないのだ。&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　東本　昌平&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 027　恋慕に燃え猛ったあの若き日々より、走ることに熱中し、そのスピードに蒼褪めながらも、寝転ぶ街は起き上がり、けだるそうに大地はせり上がる。&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　東本　昌平&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 028　骨と羽根だけだって平気だよ、かあさん。ぼくは自分が空でやれることはなにか、やれない事はなにかってことを知りたいだけなんだ。ただそれだけのことさ&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「かもめのジョナサン」リチャード･バック　五木寛之訳 &lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 029　今、この瞬間自分はどんな顔をして走っている……？&lt;br /&gt;　満足げな顔で鼻をならしているのか？&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　初めて、女を抱いた時……&lt;br /&gt;　あの少年は、&lt;br /&gt;　どんな顔をしていた……？&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　初めてクルマを運転したときも、&lt;br /&gt;　似た顔だ。……たぶん……&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　たぶん自信あふれる顔をしていたとは思えない――&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　今の自分はどんな顔をしている!?&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　東本　昌平&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 030　そのうちなんとか、なるだろう&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　植木　等&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 031　さて、どこへ行こうかしら。…ネットは広大だわ。&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「攻殻機動隊」より」 &lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 032　蜂起する理由が無いなんて大ウソだ。&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　釣崎　清隆 &lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 033　『恋愛不要論』は『いま、そしてこれからの時代、人生は面白いか』という重大な問題を付きつけてしまったのだ&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　小谷野　敦「もてない男―恋愛論を超えて」&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 034　決して負けない強い力を&lt;br /&gt;僕は、ひとつだけ、持つ。&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「リンダ・リンダ」Blue Hearts&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 035　その『善意』こそが問題なんだ。全ての＜あちら側＞の入り口が『善意』なんだよ。&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「BORDER」狩撫麻礼+たなか亜希夫&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 036　『善意』こそが地獄への入り口である。&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　レーニン&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 037　たどり着いた夢の国は&lt;br /&gt;　どこか嘘で&lt;br /&gt;　悪いお菓子みたい&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「波動」/AJICO&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 038　妹「おにいちゃーん、なにこれーっ!?」&lt;br /&gt;兄「あははっ、ナホ、どいてみな。うえっ、ミミズじゃん!」&lt;br /&gt;妹「ミミズ………」&lt;br /&gt;兄「あははっ、ミミズがひからびてやんの!」&lt;br /&gt;父「雨が降ったからね。」&lt;br /&gt;兄「お!　こっちのはまだ生きてる。バカだなァ、こいつもそのうち、ひからびちゃうのにね。」&lt;br /&gt;父「………………」&lt;br /&gt;兄「なんで出てくるのかなあ？　この花壇にいればいいのにね。」&lt;br /&gt;父「バカじゃないよ。」&lt;br /&gt;兄「こんなにひからびちゃってもぉ!?」&lt;br /&gt;妹「バカじゃないの…。ふーん、ミミズさんおりこうですか。」&lt;br /&gt;兄「きゃひひっ!　ナホのバーカ!　ミミズがりこうなわけないじゃん!　脳みそないじゃん。」&lt;br /&gt;妹「バカじゃないもん!!」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;父「こんなにいっぱいいるんだから、1匹ぐらいは、向こうがわへたどりつけるだろうし、なにかの理由で花壇がとりはらわれたらこまってしまうだろう。ミミズには目がないから、すぐそこの土手だって見えないだろうけど、可能性にかけているんじゃないかな。ひからびてしまったことは悲しいだろうけど、とりあえず花壇をとびだしちゃったこのミミズさんはえらかったんだね。」&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;妹「ふーん、えらかったんだ!」&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「SS」東本　昌平&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 039　極論こそ普遍に通ず&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　とり･みき&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 040　愛することと没落することは、永遠の昔から相呼応している。愛への意志、それは死をも欲求することである。あまえたち臆病者に、私はそう告げる&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　フリードリヒ･ヴィルヘルム･ニーチェ&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 041　　キリマンジャロは標高6007メートル、雪で覆われた山でアフリカ最高峰と言われている。其の西の山頂は、マサイ語で&amp;quot;ヌガイエ・ヌガイ&amp;quot;、神の家と呼ばれているが、その近くに、干からびて凍りついた、一頭の豹の屍が横たわっている。それほど高いところで、豹が何を求めていたのか、説明し得た者は一人もいない。&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「キリマンジャロの雪」アーネスト･ヘミングウェイ、高見浩　訳 &lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 042　馬を！馬をひいて来い！&lt;br /&gt;　馬をひいてきたやつに、この国をくれてやるぞ！！&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「リチャード3世」シェークスピア &lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 043　空虚を糊塗する抽象性と有り合わせの言葉は馴れ合いの社交術でしかないのだ&lt;br /&gt;平均化された精神などに浸ってはいられない！&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;一瞬！&lt;br /&gt;女の上で喘ぐ自分を見た&lt;br /&gt;二律背反の中で自己の存在が不快にさせる&lt;br /&gt;朝日を受けて斑に影を落とすアスファルトが嘲笑う&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　東本　昌平 &lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 044　この路面のようにツルツルした抽象的思考を好み&lt;br /&gt;　形而上的ポーズに憧れ&lt;br /&gt;　気恥ずかしいほど形容詞の多い言葉(セリフ)に酔い痴れる&lt;br /&gt;　これら…虚勢という武装を取り払った後の自己に嫌悪し&lt;br /&gt;　さらに沈黙という重い武装を身につけることを覚える&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　しかし女は&lt;br /&gt;　男の武装の沈黙の置くまでも手を差し入れ&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　うふふ…気取ることもないでしょう&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　からかうような眼差しで愉快そうに笑いかけてくる&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　タコメーターの針がもどかしい辺りで震え&lt;br /&gt;　神経ばかりが昂ぶっていく&lt;br /&gt;　それなのに&lt;br /&gt;　スピードメーターは快楽に程遠いところを指している&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　東本　昌平 &lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 045　　時速200km以上の陶酔を知らない者には&lt;br /&gt;　口にすることすら恥ずかしい妄想に過ぎないが&lt;br /&gt;　この黄色いうねりは&lt;br /&gt;　官能的な体臭として日々　常に漂っている&lt;br /&gt;　か細く不安定なピンヒールのパンプスのように&lt;br /&gt;　女体そのものよりも旋律を予感させる&lt;br /&gt;　フェティッシュなエロスだ&lt;br /&gt;　小首をかしげて&lt;br /&gt;　サイドスタンドに車体を寄りかけている姿は&lt;br /&gt;　街頭に立つ娼婦のように&lt;br /&gt;　裏側の死をも匂わせて&lt;br /&gt;　快楽を予感させ&lt;br /&gt;　手招きする&lt;br /&gt;　妄想が現実のものとなった時&lt;br /&gt;　秘められた情事のように&lt;br /&gt;　背徳を重ねていく&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　クルマは子宮(ウテルス)的願望であり&lt;br /&gt;　誰もが安らぐ&lt;br /&gt;　母の子宮なのだ&lt;br /&gt;　バイクは剥き出しのファルス的象徴である&lt;br /&gt;　人が跨り走り出さない限り&lt;br /&gt;　不完全な姿で晒される&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　東本　昌平 &lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 046　逸脱せよ&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「軍鶏-Shamo」橋本以蔵･たなか亜希夫&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 047　　マサイに不快を与える者はいないと聞く&lt;br /&gt;　道徳的な問題以上に&lt;br /&gt;　自然において無用に不快は&lt;br /&gt;　そのまま&lt;br /&gt;　死を意味するからだ&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　大地の掟だ&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　人の世は最低限の約束事で守られている&lt;br /&gt;　その上に胡座をかいた傲慢な行為など許されないのだ&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　一瞬！　アスファルトが高らかに笑う&lt;br /&gt;　背徳の行為である以上&lt;br /&gt;　覚悟することだ&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　東本　昌平 &lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 048　　闘争を愛し続ける陰鬱な精神よ!&lt;br /&gt;　向こう側に消えてゆけ!&lt;br /&gt;　おまえの情熱を駆り立てた希望は&lt;br /&gt;　もうおまえに跨ろうとしない!&lt;br /&gt;　恥知らずに寝ていろ&lt;br /&gt;　障害ごとにつまづく老いぼれ馬よ&lt;br /&gt;　諦めろ!&lt;br /&gt;　獣のような眠りを貪れ!&lt;br /&gt;　疲れ果て敗れ果てた精神よ!　&lt;br /&gt;　ははははっ　年老いた賊達よ!&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　もう恋愛は味気なく&lt;br /&gt;　争いも同じこと&lt;br /&gt;　行進するでもなくただ勇壮な軍楽を貪るように聞くだけだ&lt;br /&gt;　このまま向こう側で眠りにつくのだ&lt;br /&gt;　牙を剥くこともなく&lt;br /&gt;　思いついたようにただ振り返り眠りにつけ&lt;br /&gt;　自分の肉を噛み切る勇気もなく蹲るがいい&lt;br /&gt;　どうせおまえは麒麟の頭を持った愚鈍な奴だ&lt;br /&gt;　歓楽よ!　陰鬱な拗ねた心を唆すな!&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　愚劣!&lt;br /&gt;　過失!&lt;br /&gt;　罪悪!&lt;br /&gt;　貪欲が精神に住みつき&lt;br /&gt;　肉体を掘り返し&lt;br /&gt;　大好きな悔恨を育て上げる&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　思い出せ!&lt;br /&gt;　時は強欲な博徒であるように　&lt;br /&gt;　思い出せ!&lt;br /&gt;　深淵はいつも乾いていることを!&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　東本　昌平 &lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 049　　青空に溶け込みかけた遠い飛行機が一度でも目を離すともう　どこにあるかわからなくなるように&lt;br /&gt;　精神の奥に消滅しかけたものは&lt;br /&gt;　例えその実体が目の前にあっても&lt;br /&gt;　見えなくなる&lt;br /&gt;　しかるべき距離を置くとしても見据え続けなくては&lt;br /&gt;　自分に忍び寄るダル(DULL)に対して気づくことはないだろう&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　大気は油のように抵抗し&lt;br /&gt;　ミラーを押し曲げ&lt;br /&gt;　上体を引き剥がしにかかる&lt;br /&gt;　前回にした肘を風圧が押し戻す&lt;br /&gt;　込み上げそうな陶酔感を噛み殺し&lt;br /&gt;　走ることに集中する&lt;br /&gt;　ライダーズ・ハイなどありはしない!&lt;br /&gt;　麻痺することは死を意味する世界だ&lt;br /&gt;　視界を手繰り寄せ腹の下に吸い込み&lt;br /&gt;　一瞬のうちに彼方後ろへ投げ棄てる&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　あらゆる物事を深刻に考えず&lt;br /&gt;　しかるべき距離を置くことは&lt;br /&gt;　クールであるとは思わない&lt;br /&gt;　欲望の拡散的な蔓延であるか&lt;br /&gt;　精神的不能者の群れであり&lt;br /&gt;　愛の不可能を意味する&lt;br /&gt;　精神愛と性器愛の不可能!&lt;br /&gt;　愛情の持続にまでいくこともない&lt;br /&gt;　傲慢かそうでないかの違いはあれ&lt;br /&gt;　本質的には&lt;br /&gt;　自分のことしか興味が持てない人間だからだ&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　東本　昌平 &lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 050　僕は常に時代に帰属していたい者。孤独が嫌いな者。&lt;br /&gt;僕はクリエイティブなギャングを作りたいんだ。&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　マルコム･マクラーレン&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 051　エロ本を作ることは、ファックよりもイカシタ行為である&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　バーナード・ショー&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 052　なぜハムレットは死後に見る夢のことを苦に病んだりしたのだろう。&lt;br /&gt;この世に生きていたって、もっと怖ろしい夢がやってくるのに。&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　アントン・チェーホフ&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 053　わたし、すごくない？&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　里谷　多英&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 054　悪名は無名に勝ると思ってるんです&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　鈴木　宗男&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 055　宗男を笑うものは宗男に泣く&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つかこうへい&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 056　ハイ皆さ～ん、&lt;br /&gt;まず『人』という字について考えてみましょう（武田鉄矢風）&lt;br /&gt;この『人』という字をよぉぉぉく見て下さい。&lt;br /&gt;あるコトに気付くハズです。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;そぉッッ！！&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;『人』という字はぁっ！&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　　“左側の奴が楽をしているッ！！（大基本）”&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ここでまた一つ教訓だッ！！&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;つまりッ！　所詮『人』とは不平等な生き物だと言う事だッッッ！！！（違）&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　webより&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 057　戦後民主主義の持っているヒューマニズムの嘘くささはね、それで商売をやっていくっていうのは絶対に僕は間違いだと思うんです。いろんな物の見方や感じ方で。で、僕の映画がやっぱりヒューマニズムだと思っている人がいるんですけどね(笑)、それは勝手にしろと思うしかないんです。だけど、僕自身はヒューマニズムでは作った記憶が無いんです。&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　宮崎　駿&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 058　もう、やめてくれ！　俺についてヒューマニズムと言うな、とにかく。俺はもう言っちゃ悪いけど、そこら辺にいるニヒリズムを持った奴よりもよほど深い絶望を抱えているんだ。&lt;br /&gt;　ここではっきり断言するけど、金が儲かるからヒューマニストの振りをしているんだ。経済的な要請が無ければ俺は一切やめる。&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　手塚　治虫&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 059　安直なニヒリズムは嫌いだけど、つき抜けたニヒリズムというのは悪くないと思っています。&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　宮崎　駿&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 060　行く川の流れは絶えずして&lt;br /&gt;しかも&lt;br /&gt;もとの水にあらず&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　方丈記&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 061　法案が通る通らないは問題ではない。&lt;br /&gt;利権を持った人間が、どういう意図に基づいて何をしたがるのか、それが重要&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　宮台　真司&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 062　我々は分断統治で繰り返しやられてるじゃないですか、何故学ばないんだろう&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　宮台　真司&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 063　社会党とか共産党が口先だけで言ってきた「平和を守れ」なんて考え方っていうのは、もう初めっから駄目だって、それが大体ミスだっていうふうに言いたくなりますね&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　吉本　隆明&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 064　すべては言葉から発し、言葉へと帰還する。言葉を超える武器はない。タイプライターは武器なのだ。日本の企業はワープロを文書作成機と名づけ、会社の備品のひとつに位 置づけた。そのとたんに彼らは負けた。その事実に彼らはまだ気づいていない。&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　片岡　義男&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 065　僕は死体カメラマン。何からも学んではいない。&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　釣崎　清隆&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 066　俺たちが同意できるたった一つのことと言ったら&lt;br /&gt;すべて間違ってるってことだ&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ジョー・ストラマー&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 067　僕は富山県出身の元漁師の息子として、韓国による&amp;quot;日本海&amp;quot;の改称キャンペーン、竹島占領は断じて許せない&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　釣崎　清隆&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 068　正直な政治家というものが、かつてこの世に存在していたことがあるだろうか？&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ビクトル・ユーゴー&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 069　理想を持った政治ほど有害なのだ&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　寺山　修司&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 070　政治は目的を決め戦争はこれを達成する&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「戦争論」クラウゼビッツ&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 071　政治家とは川も無いのに橋を架けると公約する人間である&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　フルシチョフ&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 072　総じて人は己に克つをもってなり、自ら愛するをもって敗るるぞ&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　西郷　隆盛&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 073　政治家は自分の言った事を信じていないので、他人が信じるとびっくりする&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　シャルル・ド・ゴール&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 074　ムーミン、誰かをあんまり崇拝しすぎると、本当の自由は得られないんだよ&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　スナフキン[トーベ・ヤンソン]&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 075　民族闘争という視点は、現在チェチェンやスーダンなどの局地戦にあてはめると役に立ちます。しかし２１世紀型の紛争は、もはや宗教も民族も、ビジネスも越えているかと思われます。正義がなくなっているので、一番の脱出策は、草の根の民衆が扇動されにくい体質を養うこと。 &lt;/p&gt;

&lt;p&gt;しかし、どの国でそんなことが可能なのだろう？日本でしょうか？表現の自由が飛び飛びながらも保証されている日本のメディアは、世界平均から見ると、まだましな方です。しかしその部分的に公正な報道を「事実」としてではなく、「大本営発表」として読むことができる判断力が、一人一人に求められています。&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　モーリー・ロバートソン&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 076　大人の恋ってのは成就せんでも満たされなきゃいかんのだ。&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　矢島正雄+中山昌亮「POLICE STATION 羅生門」&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 077　ものを考えようとしない奴は必ず権力の補完にまわる。&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　非国民手帖(噂の真相)&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 078　《戦争》は強権と弾圧のみでは生まれない。大衆の諦観と熱狂によって遂行される。&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　非国民手帖(噂の真相)&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 079　政権のブレーンをつとめる御用学者がが提示する《幸福》はあらかじめ破綻している&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　非国民手帖(噂の真相)&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 080　プロレスラーは、本当は強いんです！&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　桜庭　和志&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 081　戦争とかテロが多くなってくると、『これから仰圧が始まる』という危機感から、本音でズバッということが求められてくると思う。どうせいうなら、おもしろいことをいった方がいいじゃないですか…&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　杉田　かおる&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 082　エロティシズムというのは、死を賭してまで、命を謳うものだ&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ジョルジュ・バタイユ&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 083　彼女(谷亮子)はインタビューで「田村で金、谷でも金…」と言ってましたが、その後に「もう一度、田村で金」とか言ったらおもしろかったのになぁ&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　松本　人志&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt; 084　言わなきゃいけませんか?そんな自分の弱みを言うような事は現役でいる限りないと思います。(対戦して破れた中国選手に関し、苦手か?と尋ねられて)&lt;br /&gt;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　福原　愛&lt;br /&gt;&lt;img border=&quot;0&quot; align=&quot;top&quot; src=&quot;/t/line_r.jpg&quot; width=&quot;500&quot; height=&quot;1&quot; /&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>



<dc:creator>selgey</dc:creator>
<dc:date>2009-09-01T20:17:22+09:00</dc:date>
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<title>喧嘩上等!</title>
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<description>　1997年に自分のウェブページを持ってから、ずっと掲載している文章。このたびコ...</description>
<content:encoded>&lt;p&gt;　1997年に自分のウェブページを持ってから、ずっと掲載している文章。このたびココログに転載。&lt;/p&gt;&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;span style=&quot;color: #000000;&quot;&gt;□&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　もう時効だろう。&lt;br /&gt;　綾部という町でアルバイトが終わっての帰り道のこと。夜の九時。国道27号線から、9号線へ。園部という町を通りすぎたあたりでのことである。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　僕のカワサキの前には、バイト仲間、京大生の朽木。ヤマハの1100に乗っている。夜の九時。時たまトラックが通るものの、通りは少なく暗い道。人には言えないスピード。調子に乗って。いつもより、多めに回っております、ばーい、ソメノスケ、ソメタロウ。何がって、アクセルが。&lt;br /&gt;　ふと、横の道から、リフトアップしたハイラックス。何か、違和感を感じつつその車の後ろにつく。ほどなく、赤信号。僕は何かを感じ、ハイラックスの後ろにとまったが、Ｋのやつは、車の真横の路肩にとめる。車の中が、うすぼんやりと見えた。3人？4人？助手席と、後部座席にも人が乗っているようだ。何やら、Ｋの方を見て盛り上がっているぞ。Ｋはというと、我関せずと、前の方を見ていた。&lt;br /&gt;　青信号。Ｋは、絶妙なクラッチワークでハイラックスの前に出る。僕は400CCのバイクでそれに追いつかなくてはならないから大変だ、いつもなら。&lt;br /&gt;　が、ハイラックスのエンジンが唸りをあげ、いきなり、ハンドルを左に、つまり、朽木の方に切り込んできた。朽木はというと、前輪ロック、重い1100CCのバイクを、ほとんどジャックナイフさせながら、両足で何とかバイクが倒れない様にささえる。ハイラックスはすぐさま前の方に進路を変え猛スピードで走り去る。僕は、よろよろＫの横にバイクを進めて、とまる。何とか体勢を立て直した朽木である。とたん、ヤマハ空冷1100は一際大きなエキゾーストノートと、軽いスキール音をたてて、発進する。僕のカワサキも慌てて彼を追う。&lt;br /&gt;　園部の町に入ってからは、慎重に朽木はハイラックスとの間合いを取った。見失わない様に、近づきすぎない様に。&lt;br /&gt;　園部を過ぎ、亀岡を過ぎたあたり。赤信号。朽木はハイラックスに急接近して、とまる。小走りで運転手側のドアを、鉄板入りエンジニアブーツで蹴りつける。大きな音がした。へこんだかどうかは見ていない。運転手のドアと、その後ろのドアが開く。血相かえた二人の男。僕らと同じくらいの年齢。ヒップホップテイストのストリート系のファッションってやつですかぁ？所謂、B-boyってやつ？　よくわかんないや。あったま悪そう。身長は僕より少し低いぐらい。ちらっと、車内を見ると、助手席に女の子ひとり。「やれやれ～！！」なんて言ってる。最近のお姉ちゃんときたら･･･。どうやら、男のこのうち後部から出てきた一人は僕が引き受けなきゃね。&lt;br /&gt;　こちらは、とりあえず、身長が高い分、僕の方は何とか優勢。皮ジャン着ててよかった。ダメージが少ない。可哀相なのが、もう一人の方、朽木の相手の男の子。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　ここで、朽木のことを紹介すれば、身長こそ185あって高いけれど、ひょろひょろっとした感じ。東北の山奥のお寺の息子らしいが、五分がりに丸めがね。度がきつい。本人は、「グラン･ブルー」を見ていらい、ジャン・レノを意識しているらしいが、無精ひげをはやしてたって、進学校の野球部員が夏の甲子園予選で負けて、夏休みの終わりまで、うちでごろごろしてました、って感じしかしない。まぁ、今でいえば、ちょい若めで、中途半端な丸刈りの高橋がなり、といったところか？　が、単に着やせするだけで、実は空手の有段者。しかも、性格は、京大も、入試になぜ面接が無かったのだろう、というくらい狂暴。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　僕の相手が、何とか戦意を失いかけたころ、朽木の相手は、意識を失いかけていた。最後に朽木の膝があいての腹に入る。男の子は、顔からアスファルトに倒れ込む。朽木は、ハイラックスのドアを開ける。中の女の子が喚く。「なんや、あんたぁ！！女の子に手ぇ出すなんて、サイテーやな！！」とかなんとか。さすがにまずいと、朽木をとめに、近づいた。中にいたのは、唇より大き目にルージュを塗った女の子。あひるみたい。それにしても、どうして、こんな汚い声の出し方をするんだろう。しゃべる言葉ではない。喉を絞ってような、幼稚で洗練という言葉の正反対にあるような発声。嫌悪感。とめるの止めました。思わず心の中で言った言葉。&lt;br /&gt;『先生、やっちゃってください！』&lt;br /&gt;狭い車内であるが、朽木はひじと手首のスナップを巧く使って、女の子に平手打ち。女の子はシートのヘッドレストに顔面から強かに叩き付けられて、蛙が踏み潰されたような声。鼻血を流している。朽木は、すぐさま、ステアリングコラムから、キーを抜き取る。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　この間、時間にして、5分弱。どういう訳か、車が通らない。田んぼの中を突っ切る国道9号線。朽木は抜き取ったハイラックスのキーを、暗闇に向かって投げ捨てる。二人の男のこのうち、意識のある方、つまり僕が相手をしていた方が、よろよろつかみ掛かってくるが、朽木は、手に持っていた（いつのまに、脱いだんだ？）ヘルメットで彼を殴り付ける。昏倒。思わず同情。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　京大農学部横の「ハイライト」に閉店間際駆け込む。なにたのんだかなぁ？確か、ミックスフライ定食か何か。ビッグチキンカツだったかもしれない。納豆と、冷やっこつけて。朽木と僕、二人差し向かいで、もくもくと掻き込む。&lt;br /&gt;　ぼくがいった。「元ネタありやろ?」&lt;br /&gt;「？」&lt;br /&gt;「ほら、キーぬいて、田んぼに放ったやん。」&lt;br /&gt;「へへ、････&lt;a href=&quot;javascript:alert(&#39;『彼のオートバイ彼女の島』片岡義男&#39;)&quot;&gt;&lt;span style=&quot;color: #cccccc;&quot;&gt;元ネタは、スカＧやった&lt;/span&gt;&lt;/a&gt;けどな。」&lt;br /&gt;　愉快そうに笑おうとするが、二人とも明らかにブルー入ってました。死んだかも知れない。それを身近で見たかもしれない。そして、自分がいかに暴力的で有り得るのかを知ってしまったこと。沈黙がのしかかる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;　しばらく後に、清水道のモスバーガーでみた、女の子雑誌で、「ドリカム編成」なる言葉を知る。後にも先にもそんな言葉を聞いたのは、その時一回きりだから、まぁ、その雑誌の企画で無理矢理作った言葉なのだろうが。はぁ、あのドリカムね。EW&amp;amp;Fの&amp;quot;LET&#39;S GROOVE&amp;quot;に全然違う日本語の歌詞つけて歌っちゃうみたいなことを平気でやっちゃう人達。顔は見たこと無いが、確か、男二人に女一人。で、そのドリカムとやらを、初めて写真で見る。得心する。なぜ、ハイラックスの女の子が、あひるみたいメイクをしていたのか。&lt;br /&gt;　以来、ドリカムとハイラックスが好きになれない僕である。こんな事、言いがかりもいいところで、吉田美和嬢もたまらないだろうが。 &lt;/p&gt;

&lt;p&gt;&lt;/p&gt;</content:encoded>


<dc:subject>夜を巡る</dc:subject>

<dc:creator>selgey</dc:creator>
<dc:date>2009-08-30T20:49:14+09:00</dc:date>
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